コートのお直しに○万円…違和感を無視できなかった出来事

思ったこと

今年の1月上旬に購入したコートをお直しに出した時のお話をしたいと思います。

私の体型は昔からかなりの痩せ型で、なかなか太らない体質です。

親世代の人たちからはよく「もっとたくさん食べないと」と言われていましたが、食べても食べても一向に増えません。

そして、ストレスが続くと食が細くなり、仕事が忙しかった頃は30kg台後半になったことも…。

「食べても太らないなんて羨ましい!」「ずるい!」と言われることもありますが、この体型ならではの悩みも結構あったりします。

その一つが「体型に合う洋服が見つかりにくい」という点です。

ウェディングドレスは選択肢が少なく、肩を出すドレスは着たくなかったので長袖のドレスを購入したり(そして案の定ブカブカなので詰めました)。

普段着では、特に冬物のコートでぴったりなサイズが見つからず、買ったらいつもお直しに出しています。

6年ほど着ていたコートがヨレヨレになってきたので、今年1月に新しいコートを購入して肩幅と腕まわりの詰めを依頼したのですが、なかなか満足のいく仕上がりにならず、3回目にしてやっとしっくりくるサイズになりました。

今回のお直しで使った金額、なんと45,000円

・・・・・( ゚д゚)

もう1着か2着コートが買えそうな金額になっていました。

2回目も違和感があった時は、上陸した台風のように心が大荒れ。

自分の希望が相手になかなか伝わらないもどかしさ、私自身がお直しできないことに対しての苛立ち(習いに行こうかと思いましたがしっくりこず)などなど、いろいろな感情が出てきました。

2回目の時点で結構な金額になっていたので、

「もうさすがにこれ以上お金をかけられない…」
「でもこのまま違和感を持ったまま着るのは嫌だ…!」
「どうしよう、私はどうすればいいんだ…!」

といったセルフトークが行ったり来たり。

そし気持ちをノートに書き続けた結果、

「やっぱり私は自分が心地いいと感じるサイズで街を歩きたい!」

という結論になり、再度別のお店でお直しを出すことにしました。

試着した瞬間、私が求めていたサイズに仕上がっていて「あぁ、これが”心地いい”ってことなんだ(T_T)」と感じました。
諦めなくてよかった…。

1月上旬にお直しを出して、ぴったりなサイズに仕上がったのが2月下旬。
着れないまま春が来るのでは?と思っていましたが、まだ寒い日もあるので今はルンルンな気持ちでコートを着れています。

お直し代で45,000円だなんて衝撃の金額かと思います(私自身もビックリです)。
既製品のサイズがピッタリ合う母にチラッと話したら目が点になっていました。

しかし、人によって価値観は違うんですよね。
「私」が違和感を感じているのなら、私が納得するまでやればいい。

「違和感を無視しなくてよかった」と改めて感じた出来事でした。