フリーランスカメラマンとして活動していこうと思った時にまず最初に悩んだ「価格設定」。
(最初だけではなく、現在も引き続き迷い悩むことは多々あります)
前回の記事【第1段階(初めてのお仕事)】では、右も左もわからない中でどのように金額などを設定していったのかについてお話しました。
今回は、初仕事から半年後の価格設定について感じたことなどを振り返っていきたいと思います。
- 第1段階(初めてのお仕事)
- 第2段階(初仕事から半年後)←今回はここ
- 第3段階(初仕事から1年後)
- 第4段階(初仕事から1年半後の現在)
【主な撮影内容】※すべて個人顧客向け
- HP・SNSで使用するプロフィール・宣材写真撮影
- セミナー・イベント撮影
- ファミリー撮影
▶︎ 第2段階(初仕事から半年後)
初めてのお仕事から約半年間は、撮影件数もそんなに多くなかったので都度見積もりという形でやっていたのですが、約半年後にメニュー内容を決めて、本格的なホームページではなく1枚ペラのLPを作り「期間限定価格」としてInstagramにリンクを貼ってご案内しました。
その時のサービス内容はこちらです↓
- 15カット:5,500円(撮影時間:1時間)
- 30カット:8,500円(撮影時間:2時間)
- 50カット:10,000円(撮影時間:2時間)
- 100カット:16,500円(撮影時間:2時間)
この時も価格設定は迷いに迷いました。
本来であれば、1ヶ月で得たい収入を決めてそこから逆算して単価を決めていく方法がベストなのでしょうが、私の場合はこの方法をやろうとすると苦しくなって動きが止まってしまいました。
当時は週3日の事務の仕事もしていたので、あえて売上目標は設定せず、この時期は「経験を積んでいくこと」を目的に、他のカメラマンの方の撮影料と比較しながら、自分が心地よく(かつ過度なプレッシャーを感じず)受け取れる価格にしました。
撮影実績をInstagramにアップすることを続けていき、長期講座のコミュニティつながりで月に2〜7件依頼をいただいてました。
長期講座のコミュニティがなかったら、ここまで依頼をいただくことは難しかったと思います(コミュニティの強さを感じます)。
そして経験を積ませてもらえて本当にありがたかったです。
この価格設定の期間に
- 知識・技術UPのために写真のオンラインスクールに入会
- 必要機材を購入
など事業投資をするようになり、「もうちょっと撮影料をアップしてもいいのでは…?」という気持ちが少しずつ出てきて、自分の受け取りの器が以前よりは大きくなっているのを感じました。
そして、途中で副業→フリーランスになりました。
(いずれフリーランスになるつもりでいましたが、いろいろあって週3の事務の仕事を予定より早く退職しました)
いざフリーランスとして活動してみると、依頼件数に変動があり「これだと暮らしていけない…」と大きな不安が押し寄せてきたこともあったり。
不安を解消するために再び副業に戻ろうともしたのですが、戻ることに対して心がものすごくザワザワしたので一旦ノートに感情を吐き出してみたところ、
「カメラマンとしての活動をもっと増やしたくて事務の仕事を手放したのに、今また副業に戻るのはなんか違う気がする。エネルギーの注ぎ先が違う。本末転倒だ。」
と思っていたことを改めて実感し、依頼がない期間は作品撮りをしたり、自由に撮ってレタッチの練習をしたり等、その時できることを1つ1つやっていこうと思いました。
第3段階(初仕事から1年後)に続く→