子どもがいない人生を選んだ私

思ったこと

いつかブログの記事にしたいと思いつつも、「もしかしたら不快に思われるかもしれない」という気持ちがあってなかなか行動に移せていなかったのですが、
「今なら書けそう」という勢い的なものが出てきたので、今回は子どもがいない人生を選んだ私の気持ちを書いてみたいと思います。
(アラフォー一般人の1意見として見てもらえたら幸いです)

ちなみに私は「子どもが欲しかったけれど難しかった」というわけではなく、結論そこまで欲していませんでした。

夫と結婚したのは2014年の年末で、もうすぐ10年になります。

結婚した直後は「次は子どもになるのかな」とぼんやりとしたイメージはあったものの、「絶対に欲しい!」という強い願望は特にありませんでした。

幼少期を振り返ると、当時は父方の祖母と一緒に住んでいて、嫁姑の激しいケンカがあったり、物心ついた時から父と母が会話をしている姿をほとんど見なかった記憶が残っています。

そんな様子を見て暮らしていた私は、気付くと「家族」というものに対してネガティブな気持ちが大きくなっていきました。
(加えて、ドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を見ていたのもあり、小さいながらも「私は同居したくない」と思ったのを覚えています)

もちろん楽しい時間もたくさんあって、家族が私のことを大切に思ってくれているのもわかっていました。

そして人生というのは、苦しい・辛い出来事があるからこそ、乗り越えた時の達成感やホッと一息した時の心地よさを感じられると思います。

しかし、家でも学校でも心地悪さを感じることの方が多かったり、大切な人といつかお別れ(死)があることを知ったりする中で、

「わざわざそんなしんどい思いをさせるのなら、最初から産まない方がいいのでは」

という気持ちが大きくなっていきました。

かなり拗らせてる感満載で、我ながら「もっと単純に考えてもいいのに」となりますが。。

社会人になってからは、当時働いていた激務の会社で子育てしながら仕事をしている同僚さん達を見て、「育児と仕事の両立は自分には無理」と思いました。

そして、他の記事でもサラッと書きましたが、

結婚してから9ヶ月後に夫が単身海外赴任でインドへ → 3ヶ月後の一時帰国時に心身不調で入院 → 休職後の退職

という出来事があったので、とにもかくにもまずは夫が元気でいてくれることが最優先でした。

私の心の奥底では「子どものいない人生」を既に選んでいたと思うのですが、お子さんがいるママさん達と会った時には胸がギュッと苦しくなることも。

1対1であれば大丈夫なのですが、複数人で会う時に自分以外が全員子持ちのパターンが特にしんどかったりします。

ママさん達が集まれば子育ての話になります。
「一切しないでほしい」ということは決してないのですが、子育てトークが長時間続くと完全に話についていけず。

人によってはその場を楽しめるのでしょうが、私自身の場合は「私がここにいても邪魔なだけなのでは…」と孤独感や疎外感が増していったり、「子どもがいない私には価値がないんだ」と思ってしまいます。

なぜいつもこのモヤモヤが出てくるのか、深堀りしてもよくわからなかった日々が続いたのですが、恐らく「私自身も子どもが欲しいから」ではなく、

  • 今まで仲が良かった人も、子どもができたら疎遠になる
  • こうやってどんどん疎遠になっていく人が増える
  • 子どもがいる人は、子どもがいない私なんかと話していてもきっとつまらないんだ

という理由だと思われます。

こうして文字に書き出してみると、自分が見たり聞いたりして貯まっていったデータの中から情報をかき集めて、勝手に「これはこういうものだ」と決めつけているんだなぁと感じます。
(もし逆の立場だったら勝手に決めつけられるのも嫌だし)

夫との生活は毎日お腹が痛くなるほど笑っていて、私自身は素の自分でいられて(本当にしょーもないことを喋ったりしています)楽しい日々を過ごしています。

「自分自身が笑顔でいられる選択をしているか」これを大切にしていきたいと思います。